咲(saku) 愛(mana) Day's

日々の生活の中に、”愛おしい”と思えることを見つけてゆきたい

アブラムシには無数の子

「アブラムシ 油が取れたら いいのにね」(-_-;)

野菜やハーブの害虫として知られるアブラムシ。彼らの生態は、とても変わっています。
秋から冬にかけては雄と雌によって卵が育まれ、冬を越して春になると孵化しますが、この時に生まれるのは全て雌です。
そして春から夏にかけては、雌が胎内に子を宿している雌を産みます。要するに、クローン化によって子孫を増やしている訳ですね。

アブラムシを見つけたら、たとえそれが一匹~数匹であっても、瞬く間に爆発的に増えるため油断は禁物です。
植物の養分を吸い取って弱らせたり、ウィルスを運んでくることから、見つけたら駆除!と学校では教わりました。
実際に、私が最初に畑で育てた大根は、アブラムシの大繁殖で葉っぱが見るも無残な状態になってしまいました(>_<)

実はこの記事、先週UPした「蚕豆の誘惑」の続きです。

sakura-marina.hatenablog.com

蚕豆の栽培方法を検索すると、アブラムシの防御方法やアブラムシ駆除に関する情報が多く出てきます。
実際に私も蚕豆を育ててみて、花が咲くころのアブラムシのあまりの繁殖ぶりにびっくりしました。
こんな感じです↓

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花の上の方に小さな緑色の虫がたくさん写っていますね💦
見つけた当初は「これはマズイ!」と思い、アブラムシの集団の下にボウルを当てて、振り落として水攻めにしていました。
しかしある時、ボウルの中に別の昆虫が落ちてきたのです。そちらは慌てて蚕豆の茎に戻しました。
こちらの黒い昆虫、ある成虫の幼虫なのですが、ご存じでしょうか??(正解は末尾にて・・)

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この時にふと、頭の中にこんな言葉が思い浮かびました。「本当にアブラムシは蚕豆にとって、害虫なのだろうか?」
確かに、蚕豆の頭頂部にびっしりと張り付いているアブラムシは、成長を阻害しています。
ただそれは、蚕豆の「もうこれ以上成長しなくていい。これからは、種を充実させる方に栄養を費やす」という決定を応援しているように見えたのです。

蚕豆の甘い香りがアブラムシを呼び寄せたのかどうか、それは分からないのですが、両者の間には何か引き合うものがあったのでしょう。
他にも甘い香りの花を咲かせる、アブラナ科の野菜にアブラムシを多く見かけることから、何らかの要因にはなっているのではないかと思いました。
クローンで無限増殖できるとはいえ、天敵に見つかりやすい頭頂部にわざわざ寄生している。
蚕豆の甘く危険な香りに誘惑されたのかな・・なんて考えてしまいました(^^;)

ちなみに、こちらは無事、収穫できた蚕豆たちです↓

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小さめから大きめまで、大きさは様々ですが、味と食感は格別でした(^^)/
愛ハムのさくらも美味しそうに食べていました🐹

忘れるところでしたが、先ほどの幼虫が成虫になった姿は、こちらです↓

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ちょっと見づらくて申し訳ないのですが・・、そうです、このブログではおなじみの、あの昆虫です。
「幸運のLady bird」。皆さまの元にも、幸運と甘い香りが届くことを願って☆彡