雪蓮果
出会いは、去年の春頃でした。
私が借りている畑のお隣さん。お忙しい方と聞いていて、なかなかお会いする機会がありませんでした。
育てているのは、低木の木にも見える、幹の太い野菜。イモの仲間かな?でも見たことがない野菜。
気になりつつも、隣の区画なので、ただ見守るだけでした。
初めてお会いした時、「たくさんあるので、おすそ分けにどうぞ」といただいた野菜。
ずっと気になっていたその野菜は、サツマイモに似た、薄紫色の細長い根っこ。
「これは、ヤーコンっていうんです。甘みがあって、キンピラにすると美味しいですよ。」
研究者であるその方は、そう説明してくれて、優しくニッコリ笑って下さいました。
ヤーコン。中国名は「雪蓮果」。キク科の多年草で、根にフラクトオリゴ糖を多く含み、ナシのような食感と甘みがあります。
フラクトオリゴ糖は胃や小腸で消化されずに大腸まで届き、腸内善玉菌のエサとなって善玉菌を増やしてくれるのだそうです⤴
同じキク科の菊芋と似ていますが、菊芋には「天然のインシュリン」といわれる、「イヌリン」という多糖類が含まれています。
私はいただいたヤーコンを、レーズンのラム酒漬けと一緒に鍋で煮込んでジャムにしてみました。
ヤーコンそのものに甘みがあるので、あまり砂糖を加えなくても十分に甘くて美味しかったです(^^♪
そして自分でも育ててみたいな・・と思っていたところに、ホームセンターでヤーコンの苗に出会いました!
↑こちら、去年の夏頃の写真です。中央の(増殖中の)いちごランナーから向かって左奥が、畑に植えたヤーコンの苗です。
前作はライ麦だったので、土の栄養分が十分にあるかどうか不安でしたが、ヤーコンはすくすくと育ってくれました。
↑去年の秋頃のヤーコン。かなり背丈が伸びて、私が見ていた、お隣さんのヤーコンの姿に近くなりました。
ちょっと小さ目な感じもしますが・・、植え付け間隔が狭かったのかもしれません💦
↑こちらはサービスショットです(*'▽')
↑秋も深まった頃、葉っぱの色が変わりゆくと共に、黄色い花が咲きました🌻
可愛いですね~~💛
花を見たら、サツマイモに似ているけど、キク科なんだよね、と納得できました。
そしてそして、葉っぱも茎もすっかり枯れた頃(冬)、収穫の時です。
↑ヤーコンの根元。ごつごつした、黒っぽい小さな塊があります。
最初に見た時は、「風の谷のナウシカ」に出てくる、オームに似ていると思いました(◎_◎;)
根元を掘り進めると、次第にヤーコンが姿を現してくれます。
びっしり付いているように見えますが、私がいただいたヤーコンよりも、やはり小さかったです⤵
次にチャレンジする時は、もっと広いスペースで、肥料にも気をつけて栽培します⤴⤴
↑二株から収穫できた量です。掘り上げるのは結構、大変でしたが、小さ目のバケツ一杯くらいでした・・。
でも、せっかく収穫できたヤーコン。またまた、私の創作料理スピリットに火が灯ります!(^^)!
ヤーコンの料理篇。次回の記事、乞うご期待ください(ハードルあげ過ぎ??)♬