野生化香菜
以前の記事、「野生化春菊」に続く、「野生化シリーズ」第二弾です(^^;)
タイ料理を初めて知ったのは、いつ頃のことだったでしょうか?
少なくとも10代の頃ではなかったように思います。その頃はまだ、エスニック料理という言葉も知らなかったような・・。
しかし、20代になって社会人になると、街のあちらこちらにエスニック料理屋さんを見かけるようになりました。
そういえば、思い出しました。まだ20代前半のうら若き(?)頃に、友人の仲良しグループ6人でプーケット島に旅行に行ったのです。
その時に初めてタイ料理を食べて、以来その旨味と辛さにすっかりはまってしまいました。
ちなみに、どうも顔だちがエスニック系なのか、「タイでタイ人の方にタイ人と間違われた」というエピソードが残っています(*^^*)
前置きが長くなりましたが、今日のテーマは「香菜(シャンツァイ)」です。タイ語では「パクチー」ですね。
「香菜」は中国名で、英語名では「コリアンダー」、和名では正式には「コエンドロ」と名付けられています。
かなり強烈な香りを持っていて、カメムシの匂いに似ていることから「カメムシソウ」と呼ばれることもあるそうです。
私はタイ料理にはまって以来、パクチー大好きになってプランターでよく栽培していました。
だいたいは苗を買ってきて育てて、葉っぱを使う分だけ収穫していましたが、一度、種を買ってきて蒔いたことがあったのです。
ところが、芽を出す日を楽しみにしていたのに、とうとう芽が出ることはなく栽培は失敗に終わりました(>_<)
畑を借りてからも何度か種を蒔いてみたのですが、なぜか一度も成功がありません。
種を一晩、水に浸けてから蒔いたり、好光性種子なので覆土はなるべく薄くしたり、いろいろ工夫してみました。
それなのに、肝心の発芽が上手くいきません・・⤵
香菜は春菊と同じように、種が固い殻に覆われていて、なかなか発芽しづらい植物なのです。
逆に言えば、発芽さえしてくれたら、その後はあまり手間がかかることなく、順調に育ってくれるのですが。
その辺りは、同じセリ科の人参ともよく似ています。
自分の畑ではなかなかお目にかかれない香菜ですが、共有スペースで以前に蒔かれた種からは毎年、順調に発芽しているようです。
すっかり野生化した香菜。畑の肥沃な養分を吸収して、巨大化したアブラナ科野菜の間で、ひっそりと命を育んでいました。
そして別の共有スペースでは、野生化香菜の群生を発見!
採っても採ってもまだある。採り放題。正に夢の世界がそこに広がっていました(*'▽')
はさみで「チョッキンッ」と切ると、途端に広がる美味しそうな香り・・。
手に触れる香菜の葉っぱも柔らかく、時を忘れて収穫に没頭する幸せな時間を過ごしました⤴⤴
香菜の花言葉は、「隠れた才能」「隠れた長所」など。
見た目のしなやかさとは対照的な、強烈な香り。そして豊富な栄養。ギャップが大きいということでしょうか。
明日は収穫した香菜を使った、料理篇をUPします☆彡