咲(saku) 愛(mana) Day's

日々の生活の中に、”愛おしい”と思えることを見つけてゆきたい

仲良しスナップ

何時からかはよく覚えていないのですが、なぜかアーチ型が好きです。
より具体的には、アーチ型の構造体の下で佇むことが好きです。
アーチ型の構造体の上の方まで植物が絡まっていると、なおのこと心惹かれて、ずっとそこに居たくなります。

例えば、このような場所です↓

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話は飛びますが、今から2年以上前、農作業の武者修行をしていた時に、ある野菜の栽培でアーチ型の支柱と出会いました。
高さは自分の背よりも高く、全長は10m位はあったでしょうか。いくつも連なったアーチ型の支柱に、長い長いネットが張り巡らされていました。
その支柱の根元には、まだ幼い苗が程よい間隔で大事に植えられています。それは寒さ厳しい、年末に近い日のことでした。

年が明けて、極寒の冬を越したその苗たちは、春の訪れと共に急速に成長しだして、ネットにつるを絡ませて上へ上へと伸びてゆきます。
やがて白い花を次々と咲かせて、花の後には緑色の小さな莢が。春の暖かな日差しを受けて莢は日に日に大きくなり、細くて華奢な茎がしなるほどに膨らんでゆきます。
気が付くと、下から上まで、アーチ型の支柱の形に沿って無数の莢が風に揺れていました。私はそこに佇んで、読書をしていた・・訳ではなく、採っても採ってもまだある莢と、格闘の日々を送っていたのです(-_-;)

懐かしい思い出話から始まりましたが、今日のテーマはスナップエンドウです。
ほんのり甘くて、シャキシャキの歯ごたえが心地よく、今の季節には人気の野菜ですね⤴
私は今年初めて、自分の畑で育ててみました!(^^)!

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スナップエンドウの栽培は、ちょうど11月の晩秋の頃に種蒔きをすることから始まります。
寒くなると成長が止まるので、幼苗の状態で年を越すことになりますが、この段階であまり育ちすぎない方が苗が生き残る可能性が高いのだそうです。
支柱を立ててネットを張ること以外は、特にお世話をすることはなかったので、ここからは成長の様子を写真で追ってみたいと思います。

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最後の写真が先月の終わり頃。約半年間の栽培の末に、スナップエンドウは無事、収穫を終えました。
発芽~幼苗までの栽培が上手くいったためか、病気になったり、虫に食われたりすることは全くありませんでした。
収量としてはそんなに多くはなかったものの、茹でたての美味しいスナップエンドウが食べられて大満足です(^^)/

ちなみに、なぜタイトルが「仲良しスナップ」なのかと言いますと、隣の苗同士でつるを絡ませて上に伸びる姿が、とても仲が良さそうに見えたからです。
スナップエンドウからしたら、自分を支えるために近くのものに助けを求めているだけなのかもしれませんが、しっかりと絡んだつる同士を見ていると、「絶対に離れない!」と固く決心しているように感じました。

いくつもの莢が日の光を浴びてツヤツヤと若緑色に輝き、ゆらゆらと揺れている光景。
いつか私もアーチ型の支柱を作って、その中でスナップエンドウを育ててみたいです✨