咲(saku) 愛(mana) Day's

日々の生活の中に、”愛おしい”と思えることを見つけてゆきたい

プレリュード

例えて言うなら、暗いトンネルの向こうに一筋の光が見えて、それが次第に広がってゆく感じ。
プレリュード(前奏曲)と名付けられた曲を聞いていると、そんな情景が思い浮かんできます。
暗闇の向こうから徐々に音が聞こえてきて、曲となって広がり、メロディーを奏でてゆく。

中村由利子さん。ピアニストであり、作曲家でもある方です。
1987年に「風の鏡」というアルバムでデビューされました。プレリュードは、その中の曲です。
アルバムの最初に収録されている曲。私はこの曲を、映画館で初めて聴きました。
映画の本編ではなく、始まる前に流れていた曲。最初に聴いた時の衝撃は、今でもよく覚えています。

脳が痺れるような、電流が走ったような、人生で初めて体験する感覚。虜になるとは、こういう感覚でしょうか。
まだ10代の頃の、瑞々しい感性にピタッとはまったのかもしれません。曲が脳裏でリフレインしました。
どうしても忘れられず、お小遣いを貯めてCDを買いに行き、何度も聴いてはその世界に浸っていました。

そして10年以上が経ち、20代になってから中村由利子さんのファンクラブがあることを知りました。
入会し、初めて行ったコンサートで起こった出来事が、昨日の記事のエピソードです(*^^*)
10年越しの夢が叶い、ずっと憧れた方の生演奏が聴けたので、気持ちが舞い上がっていたのかもしれません。

年末だからでしょうか・・。過去への感傷に浸ることが増えました。ひとまず、明日で終わりにします(^^;)

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↑お気に入りの写真の中から。プレリュードの曲のイメージに合っていると思いました✨