咲(saku) 愛(mana) Day's

日々の生活の中に、”愛おしい”と思えることを見つけてゆきたい

ナスをあきらめて

〔新長崎長ナス〕
その名の通り、長崎県で栽培されていた在来種で、暑さや湿気に強く、生育旺盛で育てやすい。
長さが30cm以上になる細長いナスで、果肉は柔らかく、皮も薄くてとても美味しい。

今年初めて自分で栽培した、新長崎長ナス。収穫して食べることを心待ちにしていました。

家で種から育苗し、ちょうど梅雨頃に畑に定植。
長雨の影響か、定植後はなかなか成長しませんでしたが、晩生種のため生育を見守ってきました。
そして夏。暑くなるとぐんぐん背丈を伸ばし、ついに、こんなに可愛い花を咲かせました↓

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これでしばらくしたら、美味しいナスが収穫できる(^o^)/
・・と思っていましたが、なぜか花は咲けども、実は成らず。
根元にワラを敷いて乾燥を防ぎ、追肥もして、もうしばらく見守ることにしました。

そして秋。ようやく実った!と喜んだのもつかの間。まだ小さい状態で石ナスになっていました。
石ナスとは、ナスの実が石のように固くなってしまうことです。こうなると、食べられません。
次々に花は咲いて実はできたものの、全部、石ナスになってしまいました(T_T)

考えられる原因は、天候、気温、肥料不足(隣のレモングラスとネギに栄養をとられた?)。
楽しみにしていたのに・・、と思っても、実らないものは仕方がありません。
今年のナスの収穫は諦めることにしました⤵

ところが、ナスの株を片付けようと根元の方を見たその時、奇跡のような光景を目にしました。

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ナスが、ナスが、ナスが、実ってる~~。
約10cm位の小さなナスですが、石ナスにもなっておらず、ちゃんとナスしています。
期待の長ナスではなくても、そこにナスが実っているというだけで、ただただ嬉しかったです🎶

新長崎長ナスの栽培は、失敗だったと言えるでしょう。長ナスの収穫は諦めざるを得ませんでした。
しかし、たった一つ実ってくれた、小さなナス。収穫できることのありがたさを教えてくれました。
来年はリベンジするぞ!と誓いつつ、小ナスは出来る限り美味しく食べてあげようと思います⤴